2020/05/15 13:32

5月に入り、暑い日も増えてきました。

暑さに負けないためにできることを、睡眠と食事の面から紹介します。


(睡眠編)


◆いかに質の高い睡眠をするか


 睡眠が疲労回復に欠かせないことは、誰でも知っています。その成否を分けるのが、寝入った直後の睡眠の深さです。深ければ深いほど、回復効果が高まります。

  

 如何にして熟睡するか。まずは毎日同じスケジュールで行動しましょう。就寝・起床時間を同じに保ちます。さらに寝る前の行動パターンを一定に保ちます。


 例えば、22時に就寝するとします。

 20時、趣味

 21時、お風呂

 21時30分、着替え

 21時40分、歯磨き

 毎日このパターンを繰り返します。それによりカラダがパターンを覚えます。行動パターンを一定に保つと、脳やカラダがそれを覚えます。睡眠が22時なら、お風呂に入り始めた21時からカラダは睡眠へと向かいます。寝入った瞬間に熟睡出来るようにするには寝る前の行動パターンを一定にしましょう。

    

 ◆エアコンを上手に利用

 

 温暖化の影響で寝苦しい熱帯夜も増えています。寝苦しいときは、エアコンを上手に利用してください。ポイントは湿度です。室内温度が27〜28度でも、湿度が60%くらいまで下がれば気持ちよく寝られます。また、室内の空気が動いているだけで心地よく感じます。扇風機やサーキュレーターを使って、部屋の空気を循環させてみて下さい。ただし、カラダに直接当てないように注意しましょう。

       

◆寝る前のNG行動


 良質な睡眠を妨げる行為は慎みましょう。

 

 1、寝る前のテレビ・スマホ・ゲーム。

 2、暴飲暴食。

 3、ながら寝。


 3の「ながら寝」とは、寝ようとして寝るのではなく、テレビを見ながら寝てしまうような寝方です。熟睡を妨げ、疲労を翌日に持ち越してしまいます。是非、注意しましょう。


(食事編)

 ◆食欲低下の原因


 夏に食欲が落ちるのは暑さのせいではありません。冷たいジュースやアイスなどの食べ過ぎで胃が荒れているからです。砂糖を多量に含む食品は胃での消化に時間がかかりますが口に含むたびに胃液が分泌され、繰り返すうちに胃が荒れてしまいます。


 食欲が落ちやすい人は、水分補給に冷水や麦茶をお勧めします。ジュースやスポーツドリンは1日の摂取上限を500〜1000ml程度に控えます。それだけで糖分の摂り過ぎによる食欲減退を防ぐことが出来ます。アイスなどは2日に1回に抑えましょう。

 

 胃腸の健康を保つことが出来れば夏でもしっかり食べられます。朝食からバランス良く、たっぷり食べましょう。夏バテする人の食事を検証すると、口当たりのよい炭水化物に偏っていることが分ります。「ごはん+めん類」「めん類+菓子パン」などです。このような食事を続けると夏バテになります。バランス良く、タンパク質(肉・魚・豆製品)や野菜・果物もたっぷり食べましょう。

           

◆夏バテ予防に夏野菜と肉料理


 夏野菜には疲労回復に欠かせない栄養が豊富です。組み合わせて食べるとさらに効果を発揮します。枝豆、オクラ、ピーマン、シシトウ、トマト、ナス、キュウリ、大葉、ミョウガ、ショウガなどを上手に組み合わせて美味しく食べましょう。

 

 タンパク質も不可欠です。不足するとカラダがむくみ力が入らなくなります。筋肉もやつれるばかりで、体重が激減することもあります。肉類・魚類・豆類などタンパク質食品を食べましょう。


今回の記事は下記のセリア通信をまとめたものです。


【セリア通信vol.570】夏バテ対策その1”睡眠編”

https://cf-seria.com/melma_2017/melma_2018_570.html

【セリア通信vol.571】夏バテ対策その2”睡眠編”

https://cf-seria.com/melma_2017/melma_2018_571.html

【セリア通信vol.572 】夏バテ対策その3”栄養素編”

https://cf-seria.com/melma_2017/melma_2018_572.html