2024/06/18 15:59

少しでも良いもの食べたいな~、でも何食べればいいんだろう?この記事はそんな方にこそ読んでほしい。

今回は主役ではないかもしれないけど、加えるだけで食事のクオリティがグンと上がる名脇役。そんな食材の紹介です。ぜひ、日々の食事に取り入れてみて下さい。

 

かつおぶし

かつおは回遊魚です。海流にのって止まらず泳ぎ続けるために持久性にとんだ身体をしています。その秘密は2つ。

1つめは鉄分。カツオは赤身の魚。その赤い色の正体はヘム鉄といって、吸収されやすく、副作用もないため、毎日安心して食べることができます。

2つめはイミダゾールペプチド。筋肉の疲労を軽減させる働きがあります。鶏の胸肉やササミにも豊富に含まれています。

この2つの栄養素を毎日手軽にとるために“かつおぶし”を活かしてみてはいかがでしょうか?貧血予防対策、疲労回復にもってこいです(かつおを食べるのももちろんOKです)。

 

海苔(のり)・わかめ

カルシウムと共に強い骨や歯を形成するために欠かせないマグネシウム。これが豊富に含まれているのがわかめや海苔などの海藻類。カリウムも摂れるため、水分代謝を助ける=けいれん予防にもなります。ほかにも血液づくりに必要な葉酸も含まれているので貧血予防にも良いですね。おにぎりや味噌汁、サラダなどに使ってみましょう。

 

梅干し

梅干しを口にすると大量の唾液が分泌されます。唾液中にはアミラーゼという酵素が含まれていて、糖質の吸収を促進します。唾液中にはカタラーゼという酵素も含まれており、これがストレス対策に良いのです。

梅干しそのものにはクエン酸という栄養素が含まれています。微生物の繁殖を抑えるので、お弁当やおにぎりを清潔に保つのに一役買います。糖質からエネルギーを作り出すのにも必要です。そう考えると“ごはん””梅干し“、上で紹介した”海苔“の組み合わせである”梅干しおにぎり“って凄いと思いませんか?エネルギーになり、けいれん予防にもなります。練習やレース前にとても良いですね。

梅干しおにぎり以外に“蜂蜜漬けの梅干し”もおすすめです。クエン酸+果糖の組み合わせがエネルギー補給にピッタリです。

 

味噌汁

味噌はたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維と栄養抜群な食材です。主食であるごはん(白米)からは糖質と食物繊維以外の栄養素をあまり摂れません。ごはんと味噌(汁)を同じ食事で摂ることで栄養バランスがもの凄く良くなるのです。

さらに味噌には腸内環境を良くして、風邪をひきにくくする働きもあります。

 

きのこ

日本は多くの種類のキノコがとれる国です。シイタケ、マツタケ、マイタケ、ブナシメジ、エノキ、ナメコ・・・挙げるとキリがありません。

キノコにはビタミンBが豊富にふくまれています。ビタミンB1は糖質をエネルギーに、ビタミンB2は脂質をエネルギーに替えるのに必要な栄養素です。ともにスタミナアップに欠かせません。

血糖値を安定させ、お腹の調子を整える食物繊維も豊富に含まれています。加えて、キノコの食物繊維は免疫力を高める効果も認められています。

さらに骨を丈夫にする栄養素のひとつ、ビタミンDも豊富に含まれているのですから、まさに良いこと尽くしの食材です。

疲労骨折を繰り返している方、スタミナ不足やむくみ、疲労で悩んでいる方、便秘やお腹の不調で悩んでいる方に食べてほしい。きのこはそんな食べ物です。

 

たまご

これを食べればすべての栄養素が摂れる・・・そんな都合の良い食べ物があるんです。厳密には“ビタミンCと食物繊維以外のほぼすべての栄養素”ですが。そんな栄養抜群のたまごをぜひご活用ください。