2024/06/24 16:12
【熱くないのに熱中症?】
梅雨の時期って気温はそこそこでも、なんか走りづらいですよね?それ、湿度のせいです。汗をかいても熱を放散できず体温が下がらないため、長く走るのがキツくなるのです。
こんな時は熱中症のリスクも高まります。水分補給、汗を拭く、着替えを活用することで、熱中症リスクを下げましょう。間違ってもダイエットのために服を着こんで走るということがないように。
【生活習慣を整える】
気圧や気温の変化が大きいのも梅雨の特徴です。たまに晴れたときなんて、とても暑くて熱中症になる人が続出です。人間にはその時々の環境に適応し、健康に生活ができるよう調節する神経があります。それを自律神経といいます。自律神経が働かないと、気圧や気温の変化に適応できずに熱中症になってしまうわけです。
自律神経が働いていない(熱中症になりやすい)のはこんな人
l 不規則な生活をしている
l 夜遅くまでゲームやスマホで遊んでいる
l 朝食を抜いている、ほとんど食べていない
l 日々の生活でストレスを感じている
↑に書いてあることを止めて
l
規則正しい生活(早寝早起き)
l
食事(特に朝食をしっかり摂る)
l
頑張る時とリラックスする時の切り替え(ストレス対策)
ができれば自律神経は整いはじめます(もっと知りたい人は調べましょう)。気圧や気温の変化に強い、熱中症になりにくい身体になるのです。
【水分補給の落とし穴①低ナトリウム血症】
熱中症対策でお馴染みの“こまめな水分補給”。発汗で失った水分を補給するのは確かに大事なことですが、摂りすぎると血液中のナトリウム濃度が下がってしまい低ナトリウム血症を発症します。その結果、意識錯乱、昏睡、筋肉のけいれん、発作、ひどいときは死に至ることも。
低ナトリウム血症を防ぐために水だけではなく、ミネラル(塩など)も摂りましょう。後述するセリアロブもお役立てください。
【水分補給の落とし穴②スポーツドリンク】
水分・糖質・ミネラルがまとめて摂れることからスポーツドリンクを活用している方がいるかもしれません。とても便利ですが、摂りすぎると糖質過多による疲労の原因になります。「甘味」に誘惑され、ついつい飲みすぎてしまうのもスポーツドリンクも困るところです。 スポーツドリンクを活用するのは悪くありません。ただ飲みすぎることが問題なのです。対策として「麦茶」と「スポーツドリンク」を交互に飲むなどしてみてはいかがでしょうか?
【スポーツドリンク:実際にあった話】
数年前の初夏、駅伝強豪高校の選手の保護者から息子さんの調子が悪いという連絡を頂きました。5,000m15分の選手なのにキロ3分10秒で3,000mも走れなくなったそうです。
最初は貧血かと思いましたが数値を聞いてみると、どうもそうではなさそう。色々聞いてみると保護者の方が「汗がベタついている」と仰いました。もしやと思い飲み物を聞くと普段からスポーツドリンクを多飲していたそうです。
スポーツドリンクの飲みすぎで糖質過多になった結果
①
疲労が溜まりやすくなった
②
血液がネバネバになり流れにくくなった→酸素が回らずスタミナダウン
となりました。
スポーツドリンクの飲みすぎを改め、血液サラサラ成分のEPAが摂れるセリアサプライズを使ってもらった結果、5000mの自己ベストは14分20秒台に。都大路では主要区間を担いました。大学進学後は箱根駅伝も走りました。
皆さんもスポーツドリンクの飲みすぎには十分に注意しましょう。ジュースや砂糖入りコーヒーがダメなのは言うまでもありません。